なんか鬼滅の刃の遊郭編が批判されているみたいですね。(『鬼滅の刃』vsツイフェミに新展開! 差別問題と戦ってきた“鬼滅”の歴史)
遊郭は子供に悪影響だとかなんとか言い出し、舞台にするのはいかんとか言い出しているようです。
ただ、すでに原作があるわけですしそもそも歴史をしっかりと見直すということも重要だと思うんですよね。
自分が不快になるから放送をやめてほしいというのを子供を持ち出して言っているのだと思うのですが、そもそもすべての人間に受け入れられる作品などあるわけないですし、こういった意見が取り上げられるという今の状況って本当に息苦しいなと感じます。
この件に限らず創作にたいしていちゃもんをつける人が増えたなあという印象を受けます。
ドラマになった「JIN-仁-」なんか遊郭の女郎についてもっと長々と描いていましたし、いちいち文句を言ってもつまらなくなるだけだと思うんですよね。
ここ1、2年で自分の気に入らない内容の言動を含んだ作品や発言をした人間を排除する動きが非常に強くなっているような気がします。
どうもこの動きは日本よりもアメリカの方が大きいようですね。大学などでも不快になるような授業は受けなくてもいいと言われ、刺激から子供を遠ざける風潮が存在し、近年拡大しているそうです。
『差別や暴力の問題について論争的な議論を行う学者の講演についても、学生が「この学者の講演を聴くことによって傷ついた」「自分の大学がこのような主張を行う論客を招待したという事実によって不安になった」などと主張することで、授業や講演をキャンセルすることが可能になった。その結果、現在の学生たちは自分が聞きたいことや知りたいことだけを学んで、自分とは異なる意見や自分の価値観に挑戦する考え方について触れることを拒否できるようになってしまったのだ。』とのことです。(アメリカの大学でなぜ「ポリコレ」が重視されるようになったか、その「世代」的な理由)
このままいくと自由に創作もできなくなりそうですね。嫌な時代になってきているなと感じます。